大分間が空いてしまったけれど、まずはクラブに認めて貰わなくては話にもならないから落ち着いたらメッセージを書きたいと思い、今日またここで書けることを楽しみにしていた。
今はミナスジェライス州(全ての鉱山という意味)の小さな町「ポウゾアレーグり」市にある新しいクラブ「スウ・ミナス」にいる。このチームは今まで在籍していたチームの中で一番選手の質が高く今まで彼等の在籍していたチームはヨーロッパ、アジア、アフリカ、ブラジル国内の有名チームと様々だ。チームの監督は九州の有名高校で11年間コーチをしていたゼ・カルロスで、彼は多くのJリーガー代表選手を見てきた人間で本人もサントスで4年間プレーしていたから日本とブラジルのフッチボールの違い、日本人の文化、海外生活を知っているので自分にとっては多くのことを学ぶチャンスでありこのチームと契約できたことに感謝している。
スウ・ミナスは小さな田舎町のチームなのにひきりなしに選手がテストを受けに来て選手の出入りが激しい。そして皆巧い。こんな田舎町のチームでさえ選手が行ったり来たりしていてこれがブラジル全土で起きているのだからブラジルのプロ選手の多さ、チームの多さは計り知れない。
自分もテスト生として見て貰っていたので選手が来る度に神経を尖らせ、その選手がテスト不合格で帰っていく度にホッとしていた。今では出入りも少し落ち着きチームは次のリーグ戦に向けて、正念場を迎えている。10/19現在4チーム中3位で残り2試合を2勝か1勝1分けなら次のリーグに進める。
負ければ皆、その時点で職を失うことになる。自分はこのチームで学びたいことが山ほどあるので何としても勝利し次のリーグに進みたい。
同じポジションの奴が累積で緊張感のある大一番の試合のメンバーに入れそうなので今はワクワクしている。前に在籍していたチーム(CAJ)で色々経験し、そこから何も考えず全て雑念を捨て、挑戦し、一生懸命やるだけだということを学び、今までやってきた。ゼ・カルロスもミーティングの時に「失敗しようが何しょうが最後まで走り、挑戦し、どんな時でも与えられた仕事に全力を尽くすのがプロだ」と吠えていた。
彼はブラジル人だけど、日本での生活もあってかとても真面目な人間で日本人が大切にしている価値観を持っている気がする。仕事には真面目に取り組み、時間を守り、身なりをきちっとしていて、チームに関っている配慮も忘れない。日本での生活や高校生の話などを彼から聞いた時も「私は彼らに学ばせて貰いました」といっていたので謙虚な姿勢も彼から感じることができた。
そしてブラジル人らしく、真面目な堅い話の後はジョークを入れる彼等の気楽さ、こういった日本とブラジルそれぞれの良いところをバランスよく持っている姿は自分の目指している姿でもあるので彼らにもっと学びたい。そのためにも今週の試合で勝利し、自分の力で自分の道を切り開きたい。

