2007年04月28日

前畑裕紀の「プロとはなんぞや」

こんにちは。ブラジルのサンパウロ州セリエBのクラブ『アトレチコ・ジョゼンセ』でプロとしてプレーしている前畑裕紀といいます。
今回こういう機会をいただいて皆さんに、ブラジルのプロとはどんなものか、自分の目で見て体感したこと、ブラジル人の言動等を伝えることができれば光栄です。
よろしくお願いします。

以前自分は研修生としてCAJ(チーム名の略省)のジュニオール(20歳以下)しか経験してなく、プロというものはどんなものか体感しているところです。

研修生という立場はそれはそれでいい経験になるし、レベルアップになると思いました。
サンパウロ州にだけでも、たくさんの日本・中国・韓国等の研修生がいる。ただ自分が研修生としてやって感じたのは研修生は結局は公式戦になればただの傍観者。 ただのレギュラー組のいい実戦相手にしかなれない。
下手すれば紅白戦にすらでれない。
いいプレーをしたって結局はレギュラー争いに絡めない。
ここでは自分の甘さがさらけ出される。
特に精神面で。

でもそこで腐ることなくプレーし続けることが大事だと思う。
言い訳なんてしてはいけない。
そんな言い訳なんてしないでブラジル人に立ち向かっている日本人がブラジルにたくさんいることを願います。

自分はそういう時期を過ごして、周りの素晴らしい環境にも恵まれたおかげで、今プロの試合に出れる位置にまでこれた。

日本ではテスト生はあっても研修生なんて聞いたことないし、実力さえあれば絶対にでれる環境にある。
だからこそどんなカテゴリーでも言い訳せずにやってほしいと思うし、自分もそうならないといけないと思う。

まだ色んな意味でレギュラー争いに絡めてない。

ただ自分次第でレギュラーだって給料だって手に入れることはできる。
それはもちろん簡単なことではない。
けどそれができる環境にいるからには絶対に手にしないといけない。

昔にも今現在にもレギュラー・給料を手にした日本人はいるわけだから。

ブラジルに来れたこと、色々な人に感謝しています。
ブラジル人どうこうじゃなく自分に負けずに日々過ごし、活躍を報告できる日を楽しみにしていて下さい。
余談ですがポルトガル語でガンドゥーラといって日本でいうボールボーイというのがあるんですけど、日本では大体、ボーイと言うだけあって若い人がやるんですが、ブラジルではおじさんもやっていました(笑)想像できないでしょ?笑
必死にボールを拾っているおじさんを見てブラジルの面白さを感じた一時でした。


前畑裕紀
■プロフィール:1983年生まれ。
posted by COJBブラジル部門 at 20:01| Comment(2) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情

大滝徹のブラジル日記「対forca」

結局3対4で負けてしまった。
しかも退場者二人。
後半ロスタイムでの失点。
自分としても決定的な仕事が出来ず、改めて外国でjogaする事の厳しさを思い知らされた。

普通には出来た。
新聞にもToruを使ってチームが安定したと載っていた。
でもそれ以外は駄目だ。
常に決定的な仕事をしないと、プロとしてこの国で生活できない。
自分の力でチームが勝利する。
自分はそれしか目指していない。

次の相手はforca。
今回負けたOsascoと並んでグループの首位だ。
8チーム中4チームが次のラウンドに進めるので、少しでもポイントを取らなければならない。
自分はチャンスにしがみついているので、次の試合も先発だ(※注:大滝選手は次の試合でも10番をつけている)。
今回も捨て身で試合に挑もうと思う。

サンパウロ州どのディビゾンでも試合の前は、両チーム一列に並んで、ブラジル国旗を見ながら国歌斉唱する。
観客も立ち上がって斉唱するのだが、素直に感動した。
Sao Joseの試合を見ていた時から、選手はどんな気持ちになるのか?
次は俺の番だと見るたびに気持ちが高ぶっていたが、実際に体験してみると最高だった。
めちゃくちゃ燃えたし、多くの人達の応援があってこんなすばらしい体験が出来ているんだと、自分は歌わずにずっと空を見上げていた。
スピーカーから流れる国歌、あの風景、雰囲気は一生忘れないだろう。
ただし、自分はまだ目標を達成していない。
だがどんどん階段を登っている。
このままいけるところまで行ってやる!!
Eu estou Otimo Eu vou lutar para todo!!
Vamo la!!

大滝徹
posted by COJBブラジル部門 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | COJB選手の動向

2007年04月27日

「与那覇槙也の”ブラジルから頑張ってますよ〜”」 「城田匠の”夢を見ているだけでは・・・。”」 2コラム更新しました。

「与那覇槙也の”ブラジルから頑張ってますよ〜”」

初めまして。
今回からブログを書かせて頂きます、COJB所属、与那覇慎也です。

今回久し振りにブラジルに戻ってきました。
そしたら、ちょうどサンパウロFCの中心格の選手ソウザ選手がインタビューに丁寧に答えていました。
ある人が言っていたのを思い出しました。
Jリーグの日本人選手は何かを勘違いして、自分は有名だからといって、練習後ファンの人達がサインを欲しがっているのに、気取ってサインをせずに控え室に帰っていく。
それに引き替え、外国人選手は丁寧に一人一人にサインをして帰って行ったそうです。
ファンあっての僕達です。
それを忘れて欲しくないです。
だから僕もファンを大切にしようという気持ちが、又一段と強くなりました。

また、僕がブラジルで所属するチーム、CLUBE ATLETICO JOSEENSE(CAJ)に着くと、去年共に戦った仲間や新しく来た選手が、ブラジル人特有の陽気さで僕達を迎え入れてくれました。
今は陽気だが、ことFUTEBOLになると表情が一変する!
さっきまで仲良くしていたのに、ボールを蹴った瞬間から変わる。
自分の理想的なサッカーが出来ないと、友達でも文句を言うのは普通で、たまに仲間同士で喧嘩する時もある。
もちろん僕も例外ではない。
それがここでは普通なのだ!!
それほどみんな気持ちが入っている。
日本ではないことだと思います。
最後にこれを見てくださった皆さん、また、応援してくださった皆さんに感謝します。

与那覇槙也
■プロフィール:1984年沖縄生まれ。


「城田匠の”夢を見ているだけでは・・・。”」

ブラジルに来て7日間経ちました。
僕はサッカーを始めたときからずっとプロになりたいと思ってきました。
でも、今まで思ってきただけでした。
実際どうしたらプロになれるかを現実的に見れていなかったのです。
で、いざブラジルに来てプロというのを肌で感じて、自分がプロになるにはまだまだ相当の努力をしなければならないと強く感じています。

でもこういうことに気付けたのもCOJBや両親のおかげだと言う事も同時に感じています。
今はまだ来たばかりだから、これくらいしか書けないけどこれからもっと色々経験してそれを伝えて行きたいとと思っています。

城田匠
■プロフィール:1992年生まれ。
posted by COJBブラジル部門 at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | COJB選手の動向

2007年04月23日

大滝徹のブラジル日記「CHANCE」

CAJは初戦を1対0で勝利する事が出来た。
その試合で自分とポジションを争っている選手がカルトンでルメーリョをもらい、ポジションが一つ空いた。
自分はその席を獲得する事が出来て、第2戦、対モジリミッタードに出場する事が出来た(と言ってもベンチスタートだったが)。

チームは前半10分に得点され、そのまま後半戦に突入した。
ハーフタイムに監督は後半10分までに相手に追いつき、その後選手を入れるとみんなに指示した。
しかし、10分までに2点入れられてしまい、自分が入った時には3対0だった。

しかし自分にはそんなことはどうでも良かった。
考えていたのはこの試合で何も出来なかったらこの先チャンスは来ない。
相当のインパクトを監督、みんなに与えなければこれから先何も起こらないという事だった。
自分が入り、チームは変わった。

3対2までいったが、まえがかりになりすぎて2点くらい、5対2で試合を終えた。
結局負けてしまったので自分は少しもいい気分になれなかった。
それでも周りにインパクトを与えていたようで、今週の対オザスコ戦の先発を勝ち取る事が出来た。

オザスコはグループのリーダーでチーム状態も良いと聞く。
CAJは今年新しいスポンサーが加わり、去年よりもお金が動いているのがはっきりと分かる。
しかしその分、試合に負ける事は許されない。
チームの状況もとても緊迫していて、自分もチャンスを失うことは出来ない。
とても大きなプレッシャーがかかった試合だけど注目度はとても高い。
何も狙わないで、落ち着いて思い切って自分の学んだ事を試合で出す事だけに集中して試合に挑みたい。

大滝徹
posted by COJBブラジル部門 at 10:08| Comment(0) | TrackBack(1) | COJB選手の動向

2007年04月16日

大滝徹のブラジル日記「Confiar em se proprio」

「Confiar em se proprio」

それにしてもブラジルは強烈だ。
自分のやること全てが裏目に出るのは何故だろう。
でもその甲斐あって、今回も貴重な体験をしている。

去年パウリスタBをCAJで闘った時、自分がプロ選手として足りないものを知る事が出来た。
そしてそれを得る為にミナス・SaoJoseへと舞台を移した。
そこで得たものは自分にとって大きな経験となり、息ようようでCAJに戻ってきた。
でもそこで待ち構えていたのは、開幕戦に登録されないという自分にとっては吐き気のするものだった。

パウリスタBには年齢制限があって、23歳以上の選手は3人までしか出場する事が出来ず、そのうち2人はフェルナンド(監督)の連れて来た選手で埋まってしまい、残り一つを3人の選手で争っている。
自分はその1人にもれてしまったというわけだ。

それを知った時はきつかった。
練習試合で皆との違いを証明し、それを紅白戦で継続し、人一倍走っても、グランド外のごたごたで試合に出れなくなってしまう。
なんなんだこの世界は?と気が狂いそうになった。

でもこれが普通なんだよな。
自分の目指しているプロの世界というものは。

みんな金が欲しいし、一刻も早く今居る状況から抜け出したい。
仲間よりも自分の事で精一杯だ。
でもみんながみんな抜け出せはしない。
そこで取り残された奴は散々な目にあう。
自分はこんな目には二度と遭いたくない。
では、普段からfutebol人生に対してどういった態度、考え方で取り組んでいかなければならないかを改めて考えさせられた。

ブラジルでは失敗ばかりを繰り返してきた訳だけど、そのたびに自分の成長した部分、もっと成長しなくてはいけない部分を確認してきた。
今回は、グランド外の問題があるにしろ、そういった全てを覆す絶対的な力が自分にはまだ備わっていなかったという現実から目をそらさず、それを覆す為には日々の練習で見せるしかないという強い気持ち、辛い状況でこそ粘り強く闘うのがプロの姿勢という自分の芯が揺るがなかった事に自分の成長を確認できた。
これからはこの気持ちをより強く強固なものにしていきたい。

成長しないといけないのはもっと自分を信じると言う事だ。
自分を信じられなくなったら、今までやってきたもの全てが一瞬でパーになる。
これはとても怖い。
自分の内面的な問題なので説明する事は難しいけど、自分はもっと自分を信じなくてはいけない。
これが様々なプレッシャー、困難に自分が陥った時に、自分のペースを崩さないで乗り越えていく為には必要な力だと思う。
ブラジル人と自分の決定的な差はここなんだよな。
生活水準の低い国ではそれが無いと生活できないと思う。
そこで闘い勝ち上がった人間が、世界中の国でゴールを決め、ファンを熱狂させている。
自分がそれを得る為には、今居る環境はもってこいだ。
というよりそれが出来なければ自分が辛い目に遭うだけだ。
それは二度とごめんだ。

こういったことを知っているCOJBというチームのスクール生として活動している子供達は幸せだなと思う。
又会えるのがとても楽しみだ。
自分を応援してくれている人は沢山いる。頑張ろう。

シュンビーニョはパウリスタA-1・ヒオクラーロにレンタル移籍してはやくも10番を獲得し、サントスと試合をしたが2対1で負けた。
ヒオクラーロはA-1残留を賭けて争っている。
彼はブラジルの中でも違うものを持っている。
サンパウロが彼を放出しない理由がここにいるとわかる。
でもそんな彼でも国内の認知度はないし、オリンピックのセレソンには呼ばれていない。
彼のポジションはコリンチャンスでレギュラー出場しているウィリアムというのがいるし、その隣にはサンカエターノでjogaしている奴(名前は忘れた)がいる。
そしてFWにアレッシャンドリ・パット。
自分はU-23の南米予選を見ていたが強烈だった。
そしてまだ日の目を浴びていない奴がそこら中にいる。
この国は強烈だ。
posted by COJBブラジル部門 at 14:04| Comment(1) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情