2007年08月30日

前畑裕紀の「プロとはなんぞや」

「相手よりもまず、自分と戦わなければいけない」

今、僕ら日本人は、ブラジル人とチームを組んで、ブラジルの強豪達と戦っている。

この遠征に、自分は、かなりの気持ちで、準備してきた。
カジでコンディションを整えて、幸いにも、いいフィジカルコーチが就任し、コンディションは、どんどん上がっていった。

紅白戦にも、練習試合にもすべて、プレーすることができ、試合勘も養え、チームメイトとも、いい意味で、言いあえるようになり、遠征への準備は、最高と言っていい状態に持って行ったと思う。

そして、いざ、遠征になり、サンジョゼとの試合。
結果は11対1。
力の差をみせつけられた。サンジョゼのフッチボールは、人もボールも動くフッチボール。
今まで味わったことのないフッチボール。
傍観していたわけではないが、美しいフッチボールだった。
ドイストッキで回し、パスを出したら動く。
前後左右と動き回り、ポジションなんて、定位置にいるのはセンターバックくらい。
自分達は、相手に走らされ、体力を消耗させられ、半ば自滅で、試合は終わった。

正直、ブラジルに来て、二日しか経ってなく、コンディションはみんな悪かった。
しかし、一緒にやっていて、疲れた後はみんなから気持ちが伝わってこなかった。
ただ時間が経つのを待っているだけ。
みんながやれると思っていただけに、歯痒い気持ちでいっぱいだった。
そして試合後は、『強かったなぁ』とか『しょうがない』っていう言葉が聞こえて、自分は、『あー、戦いにきてるんじゃなくて、経験しにきてるんだな』と感じ、何か悲しい気持ちになった。

次のコリンチャンス戦。
そんな風に、仲間を非難していた自分は、何もできずに、結果は負け。
サンジョゼで、ある程度プレーできても、次の試合で何もできずに、評価はがた落ち。
悔しくて仕方なかった。
自分がいい時に仲間を非難しても、結局自分はそいつらと同じ。
恥ずかしくて何も言えない。
けれど、ブラジル人にこう言われた。
『悪い時だって、あるのは普通じゃない?次でまたいいプレーをすればいいじゃん』と。

次のサンパウロ戦で、また評価を上げるしかない。


※更新の関係上内容が前のブログと前後している事をお詫び申し上げます。
 
posted by COJBブラジル部門 at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする