2007年09月28日

与那覇慎也の「ブラジルから頑張ってますよ〜」

前回に引き続き、ブラジルの文化、環境、習慣を伝えたいと思います。
今回は、プロサッカー選手を目指す選手がどんな環境で育ってきたかを紹介します!

ここブラジルでは、サッカー選手を目指す人達は、比較的、お金に余裕がない家庭で育ってきた人達が皆サッカー選手を目指すわけです!
なぜなら、お金がなく学校に行けなくて、仕事につけなくお金が稼げない、そんな人達が稼ぐ方法は、たった一つ、体を使って稼ぐ!と言ったら、この国では、やっぱりサッカーしかない!

それでも、本当に高い給料をもらって生活していけるようになるには、かなりの技術がないとやっていけない!それでも、その道しかお金を稼ぐ方法がない!
だから、皆必死で練習をして、自分を売り込んでいく!
そんな人達から見たら、お金がある日本人が、なぜサッカーをしているかがわからない!そんな感じだろう。

明日、食べるご飯すらあるかわからない。
そんな家庭で育ってきた人達が必死になってボールを追い掛ける!
家族の為に、自分の為に、明日のご飯の為に、これからの未来の為に!
だから、この国は、サッカーが強い本当の理由の一つではないかと思います!

日本の人達は、お金がないとは言っている、だけど、ここで言うお金がないとは、根本的に違う。
ここは、本当に明日のご飯を買うお金すらない!
だから、日本のみなさん、またこれを見て下さったみなさん、世界中には、たくさん貧しい所で育っている人達がいる!ということを忘れないで欲しいです!

これは余談ですが、先月、僕の所属している日本のチームCOJBの活動で、日本から、使わなくなった洋服、靴、ボールなどたくさんの物を貧しい地域で、ビッククラブでプレーする日を夢見ている子供の元へ持っていったら、彼らは、心から喜び、僕にこれちょうだい、これちょうだいと、ねだっていました!
その時の彼らのテンションは、かなり上がっていました!
それほど嬉しかったのでしょう。

そして最後にありがとうと何回も何回も言っていました!
また、これらの物を寄付して下さった皆さんに、彼らの言葉を直接伝えます!
「日本の皆さん、僕達の為にいろいろ寄付していただきありがとうございます!
心から感謝します。
大切に使わせてもらいます」
と言っていました!
このような企画は、とても良い事だと思うので、是非これからも続けていって欲しいです。

そして、僕のブログを読んで、そんな人達の為に何かできることはないだろうか?そう思ってくれる人、感じてくれた人がいたら、僕は、何かを伝えられたという面では、満足です!

みなさんも、人を思いやる心は、絶対になくさないで欲しいです。
posted by COJBブラジル部門 at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情

2007年09月24日

前畑 裕紀の「プロとはなんぞや」

「遠征で学んだ前への意識」

前への意識という点でサンパウロの選手はその意識が高かった。
特に、前の選手はそれが際だっていた。

体を反転させ、スペースにボールを流したり、ドミーナで、背負った相手を置き去りにするのが本当にうまかった。
前の選手に出すボールも正確で、それゆえに、ボールを触らずに、背負った相手を置き去りにできていた。
前の選手が出していた声は、『前を意識しろ』とか、『今は前に出せただろ』と、ゴールに向かおうという姿勢をみんなに掻き立てていた。
そして、自分達が自陣に引いているにも関わらず、前に向かってくる姿勢や、勢いを、すごく感じた。
それはやっぱり、ゴールに向かおうという姿勢があるからこそだと考えさせられた。

やってて、簡単に後ろに叩く選手や、ゴールを背にして、横や後ろにドリブルされても、何にも脅威を感じない。
落ち着かせるためならオッケーだと思う。

けれどそれだけの選手はやってて、疲れないし、恐くない。

あるブラジル経験のある日本人選手も言っていたが、5回に1回は前を向かないと、脅威を与えられないと。

最近ブラジル人を相手にして考えされるのは、ドイストッキは素晴らしいが、要所要所で間違いなく、ドリブルが必要であるということ。
けれど、そのドリブルが、前を向くため・前へ向かうためのドリブルであることが前提だけれど。

『前を向くためのドリブル』、『前(ゴール)に向かうドリブル』を獲得しない限り、いつまでたっても、一人で局面を打開できる選手になれない。

それに、今までドイストッキは大事と言ってきたけれど、ドイストッキも、前への意識があってこそ価値があると言い直したい。

自分には恐さがまだ足りない。

局面局面を、言葉で説明できないけれど、サンパウロのメイア、アタッキは、ドミーナ、ドリブルで、前へ向かう位置にボールを置くことが素晴らしかった。

彼らはそれが習慣で、自分はまだ、後ろへの意識が強い。

やるべきことが見えた一日だった。
posted by COJBブラジル部門 at 10:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情

2007年09月03日

前畑裕紀の「プロとはなんぞや」

「ビッククラブの質」

遠征3試合目のサンパウロ戦。
相手は二十歳以下のチームだが、レベルは、そこらへんのプロフェッショナルなんかより数段に高かった。
コリンチャンス戦、意識はしてなかったけれど、名前負けしていた自分がいた。落ち着いて、ドミーナをし、無理をしなければ、ボールを失うことはなかった。それが、相手を意識しすぎ、ミスを繰り返し、落ち着いた頃にはゲーム終盤。
せっかくのビックチームとの試合を、相手と戦う以前に、自分に負けて、ビックチームと自分とで、どこが足りないかを確かめれなかった。
言ってしまえば、遠征中、チームを探す上で1番チャンスが転がっていた試合だった。
そこで結果を出せずに終わった。

そして次の日のサンパウロ戦。
悔しくてたまらなかった気持ちを、切り換え望んだ。
サンパウロは、自分達に敬意を持って接したと思う。試合直前は笑顔など見せず、円陣まで組んで。
 残念ながら以前の2チームからは感じとることはできなかったそれだった。
その敬意に、自分は気持ちを高ぶらされ、そして、ビックチームの看板を背負ってる選手の道徳心にすごい共感を持った。
サンパウロの選手は、真剣に向かってきてくれた。
必死にボールを奪いにきたし、言い合ってる姿からもそれは感じれた。
もし、世界一になり、練習場もすごい敷地にある日本でも知られた、サンパウロというビッククラブが、ヘラヘラグラウンドに足を踏み入れている姿を見たら、失望していたし、ブラジルなんてやっぱりサッカーがうまいだけ、と未だに思っていたんじゃないかと思う。
技術の質は言うまでもなく、精神的な部分の質までもレベルの高さを見せられた一日だった。
posted by COJBブラジル部門 at 13:38| Comment(2) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情