2007年09月24日

前畑 裕紀の「プロとはなんぞや」

「遠征で学んだ前への意識」

前への意識という点でサンパウロの選手はその意識が高かった。
特に、前の選手はそれが際だっていた。

体を反転させ、スペースにボールを流したり、ドミーナで、背負った相手を置き去りにするのが本当にうまかった。
前の選手に出すボールも正確で、それゆえに、ボールを触らずに、背負った相手を置き去りにできていた。
前の選手が出していた声は、『前を意識しろ』とか、『今は前に出せただろ』と、ゴールに向かおうという姿勢をみんなに掻き立てていた。
そして、自分達が自陣に引いているにも関わらず、前に向かってくる姿勢や、勢いを、すごく感じた。
それはやっぱり、ゴールに向かおうという姿勢があるからこそだと考えさせられた。

やってて、簡単に後ろに叩く選手や、ゴールを背にして、横や後ろにドリブルされても、何にも脅威を感じない。
落ち着かせるためならオッケーだと思う。

けれどそれだけの選手はやってて、疲れないし、恐くない。

あるブラジル経験のある日本人選手も言っていたが、5回に1回は前を向かないと、脅威を与えられないと。

最近ブラジル人を相手にして考えされるのは、ドイストッキは素晴らしいが、要所要所で間違いなく、ドリブルが必要であるということ。
けれど、そのドリブルが、前を向くため・前へ向かうためのドリブルであることが前提だけれど。

『前を向くためのドリブル』、『前(ゴール)に向かうドリブル』を獲得しない限り、いつまでたっても、一人で局面を打開できる選手になれない。

それに、今までドイストッキは大事と言ってきたけれど、ドイストッキも、前への意識があってこそ価値があると言い直したい。

自分には恐さがまだ足りない。

局面局面を、言葉で説明できないけれど、サンパウロのメイア、アタッキは、ドミーナ、ドリブルで、前へ向かう位置にボールを置くことが素晴らしかった。

彼らはそれが習慣で、自分はまだ、後ろへの意識が強い。

やるべきことが見えた一日だった。
posted by COJBブラジル部門 at 10:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする