「カンポの中だけで戦うのではない」
カジは結局、入れ替えリーグに参加することなく、シーズンを終えた。
振り返ってみると、3試合途中出場という不甲斐ない結果に終わった。
カジが所属するセリエBは二月前後に始まる。
ブラジルでもっとも所得するのが大変といわれる労働ビザ。
その労働ビザを取るために、申請や手続きで、四ヶ月待った。
十二月から四ヶ月。
ブラジルに着く頃には既にチームはカンピオナットがスタートしていた。
待ちに待ったブラジル。
だけど、ブラジルに来て、こちらでプレーするための手続き、そして、日本でサッカー協会に登録していたため、その移籍手続き。
手続きの間もプレーはできる。けど、結局は試合にはでれない。しかも、いつ手続きが終わるか分からなかった。
解決したと思ったら、また次の問題。
どうやってモチベーションを保てばいいのか分からなかった。
ブラジルに来る前、『シーズンをすべて、ブラジル人と戦って、評価を手にしよう』、『結果がでなければ、日本に帰るしかない』と自分に言い聞かせていた。それが結局、自分の実力とは全く関係のないところで、プレーすることができなかった。
正直、あの時期がとても辛かった。
気持ちを入れてプレーするのがとても大変だった。
言葉も深いところまでは通じない。
悔しくて、苦しい思いをたくさんしたカジでのシーズンだった。
現在は、カジで次の大会に向けて、練習に取り組んでいる。
今回は、ブラジルにも慣れ、チームも新しい選手になり、また一からのチームで最初からプレーできている。
そういう意味で今回は言い訳できない。
これで、評価されなければそれまで。
今からは私生活からも評価の対象になる。
フッチボールも私生活も、評価してもらえる選手になる。
2007年08月31日
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