2008年05月15日

結果が全ての国

今シーズン開催されたサンパウロ州選手権セリエA−2(プロ2部リーグ男子)の観客動員数について触れてみたい。
サンパウロ州の2部ともなるとレベルはJ1とまともに戦える、いやチームによってはもっと強いチームもあるくらいレベルが高い。

実際にJに助っ人で来ている選手の中にも必ずしも1部からではなく、2部からも優秀な選手を連れてきている。横浜FCの今期のJ2
得点ランキングトップを走るアンデルソンもグレミオ・バルエリ(今期は1部)という過去には3部であったチームからも来ている。

あまりにも選手とチームが多く、1部に収まりきらないためにセリエA1〜3に分けている。A3(3部)でもA1(1部)で十分できる選手はいる。

日本ではJFLが3部みたいなものだけれど、JFLでJでできるようなレベルの選手は少ないでしょう?多くいればとっくに契約している。勿論、見過ごしもあるのは理解するけれど。

ところで、本題だけれど、観客動員数(10試合中)ランキング1位のサンジョゼ。町は比較的大きく、商業、工業共に栄えている町で日本企業の進出も多い町でもある。例えばコダック、パナソニック、日立、富士フィルムなど。

自分の時代、当時1部だった頃は当然観客動員は倍以上でさらに
対ビッククラブであれば一試合だけで20,000人は入っていた時代があった。

しかし、2部は決勝ラウンドに行かない限りファンにとっては目玉がないのでわざわざお金を払ってまで観に行くなら、TVで全国選手権を観て自分の本命のチームを応援していた方がいいと思い足を運ばない。

ファンにとってもどこの世界でも一緒だけれど、目玉商品がないと足を運ばないものだ。
そう考えると、日本人はある意味得をしていたと思うよ。
「日本人が今日試合出る」ってマスコミから報道されると、物珍しさに足を運ぶ。一度来て面白いプレーをするとまた足を運ぶ。

他のブラジル人選手であれば、よほど有名な選手でなければ会場まで足を運ばない。

Jでもそうでしょう?今期開幕当初フッキとジュニーニョのコンビを観たいと思い会場に足を運ぶ人も大勢いたと思う。

そういった意味では自分は得をしていたと思う。ただプレッシャーもあるから下手なプレーができないから相当練習に集中した記憶がある。このチームにも「マルシャ・アズウ」という応援組織があり、長い間サンジョゼを支えている。

ただ、一時クラブ役員の汚職などがあからさまになり、チームもどん底に陥り、一時は協会から追放されるという警告があったほど落ちた。3部まで落ち、建て直しを図り再び2部に返り咲き、昨シーズンは1部に返り咲く可能性も多大にあった。今期な振るわなかったが。

と、いうことでこのようなことがあると、自然にファンもスタジアムに足を運ばなくなる。惨いものだったよ、とてもセリエAの会場とは思えないくらいの集客しかできていなかった。

そのクラブが再び観客動員ではトップに立ったことは素晴らしいが
10試合で二万代はやはり寂しいね。

でもね、ブラジルのサポーターは本当にはっきりしているのよ(苦笑)試合内容が悪いと次はお金だして観に来ない。
仮に1試合良く見せても、次悪ければ「もう観にこねー」といって足を運ばない。

そんな報道が新聞、ラジオなどで流れれば選手は奮起するよね。
だから勝ち続けると自然に人数が膨れ上がっているのがよーく判る。

成績いかんで全て左右する。そう考えると日本のファンは暖かいと思うよ。負けても「次、頑張って!!」とまたチケット買って足を運ぶものね。

2部落ちになりそうになってから目が覚めるのではなく、全ての試合に闘えるように準備しなくてはならない緊張感を周囲も作り出してあげることも大切だと思うよ。

1番下を見ると、1試合平均140人なんていうクラブもある。
140人だったら日本の高校生の地区予選の試合の方が観に来るよね。

そう考えると、日本のプロリーグ、負けても負けても応援し続けるファンが大勢いないと、リーグ自体が廃れていってしまうのかもしれない。プロリーグが始まってまだ16年目、本当に根付いた頃に、もっともっとシビアなファンが増え「負けたら次は行かない」ということになるのかな。いずれにせよまだ掛け始めなんだと思うよ。

1º São José - 28.303 人
2º São Bento - 22.934
3º Ferroviária - 22.602
4º Botafogo - 22.077 (大きなスタジアムを所有するクラブ)
5º Santo André - 19.950
6º Mogi Mirim - 16.947
7º Atlético Sorocaba - 14.113
8º Portuguesa Santista - 8.454
9º Grêmio Catanduvense - 7.975
10º União São João - 7.453
11º Monte Azul - 6.718
12º Comercial - 5.879
13º Olímpia - 5.779
14º XV de Jaú - 4.569
15º Rio Branco - 4.301
16º Bandeirante - 2.863
17º Oeste - 2.824
18º Inter Limeira - 1.855
19º América - 1.633
20º Taquaritinga - 1.256

Médias de público(1試合平均)

1º São José - 2.830 人
2º Ferroviária - 1.884
3º São Bento - 1.764
4º Botafogo - 1.698
5º Santo André - 1.535
6º Mogi Mirim - 1.304
7º Atlético Sorocaba - 1.086
8º Portuguesa Santista - 939
9º Grêmio Catanduvense - 886
10º Monte Azul - 746
11º Comercial - 653
12º Olímpia - 642
13º União São João - 573
14º XV Jaú - 508
15º Rio Branco - 430
16º Bandeirante - 286
17º Oeste - 235
18º Inter Limeira - 206
19º América - 163
20º Taquaritinga - 140

posted by COJBブラジル部門 at 10:37| Comment(1) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
実はペスカドーラのファンな僕なのですが、(練習が午前で午後暇だったら町田体育館まで友達と自転車を走らせたり駒沢や代々木に試合を観に行きます笑)町田の試合ですら1000人近く入っています。
今年の町田×浦安のフットサル界の読売×日産のような試合では2000人以上も客が入り、会場の駒沢はサポーターの熱気でむんむんでした。

友達とは「1000人近く入ってるし、客が入ってるスポーツはそのうち絶対よくなる!」なんて話をしながらいつも帰ってくるのですが正直1000人は少ないと思ってました。

それでもブラジルと比べるとそこそこの観客数でビックリです。

満員ではないので嬉しくはありませんが、別に少なくはないのだなと思いました。

町田のフットサルは点をバカスカ入れて6-4とかで勝つフットサルです。

はじめてタダ券をもらい観戦しにいってからノーガードのボクシングのような魅力に取り付かれました(笑)


きっと1000人の町田サポも町田のフットサルに惹かれて見に来ていると思います。


その反面プロである名古屋はガチガチの守備からカウンターのフットサルでCOJBのOBである森岡や藤井などタレントは多いのですが、タイトルを取ってはいるものの観客数は当初の予想よりのびていないようです。

やっぱりどの国もおもしろいフットサルやサッカーをやってる所に客が入るんだなと思います。


残念なのはマスコミ。
やべっちFCでしか取り上げられず、そのやべっちですら小手先のテクニックばかりをピックアップしておしゃれなスポーツなイメージを作り上げてしまっています。

僕も見る前はそういうイメージを持っていましたが、何試合か見に行ってイメージが変わりました。

基本はしっかり止めて蹴る。コートが狭いのでサッカーのように第3の動きは少ないですが細かいステップでマークを外す。守備はハードワーク。

全然おしゃれではありません。汗臭いスポーツです。

ファンやサポーターもそうですが、マスコミがもう少し正しく報道してくれないとやる方も見る方も悲しいし、新しいファンは増えないと思います。
Posted by maluco at 2008年05月15日 22:12
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