2007年10月25日

前畑裕紀の「プロとはなんぞや」

「習慣の違い」

今回の遠征では、選手によって、かなりの意識の違いを感じてしまった。
それはブラジル人にも言えることだけど、日本から来た選手に、随所に見てとれた。

特にゴール前、球際での攻防は、見ていて、すごいもどかしかった。
確かに、繋ぎや、キープなど、ある程度はできていて、ボールを回すことはみんなできていた。
けれど、球際で足だけで触りにいって、相手に簡単に前に入られ、ボールを獲られたり、ここで打たれたら、まずいと言う時でも、体を投げ出さずに、突っ立って見ている選手を、試合の中でたくさん目にした。
届かないだろとか、打たせても大丈夫とか、油断があったはず。
そんなことは散々言われてきたはずなのに。

確かに、そういったものは、環境とか、恐さのある選手と日頃から接するというのも、かなりの影響力があると思うけど、自分の意識次第で変われる事だと思う。
確かに、シュートが枠に入らない選手と試合をしたって、体をはる必要なんてないし、しかも下は石ころ混じりの土のグラウンドで、咄嗟に、際どいボールに滑りこむ習慣がつくかなと。

日本人のキーパーは本当に尊敬に値すると思う。
日本のグラウンドで、日々体を傷つけて練習してるんだから。
キーパーはやれてるんだから、他の選手だってやる時はやらないといけないと思う。
だからこそ、グラウンドのいい環境でやれなかった選手はどうなのかと思う。

みんなはそういうものを感じたんだろうか?

指導者が言っていたが、『百聞は一見に如かず』

こっちはみんなとは言わないが、プレーで自分にそういうものを示してくれる。
日本に帰っても、それが持続できるように、習慣にしなければいけない。
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2007年10月11日

城田匠の「夢を見ているだけでは・・・」

今日はブラジルで最後のブログになります。

まず最初にコリンチャンスでの話をします。
コリンチャンスはセリエAのチームで、ブラジルで2番目に人気のあるチームです。

そのチームのジュベニウ(17歳以下のチーム)で2週間練習する予定だったのですが、色々とあって1週間しかできませんでした。
でも、そこで腐りそうになったけど、気持ちはしっかり保っていけました。
それで、練習に行けるようになってとても楽しみでした。

練習に行ってまず感じた事は、とても速いと感じました。
その速さは走るのが速いとかじゃなくて、足のふりから一瞬の動きから、上手くて速いという感じでした。
そして、無駄な動きが少なく、体の使い方も上手い。
でもその中でやってまったく通用しなかったわけではない。

他は、選手一人一人がみんな個性を持っていた。
人間面でも、精神面でも、皆けっこう大人だった。
一人の奴は、16才で自分でアパートを買って一人暮らしをしていると言っていて、なんでかと聞くと、家族がたくさんいて、家がいっぱいだから、自分が一人暮らしをすれば少しでも家族が楽に暮らせると言っていて、とても感心した。

日本で一人暮らしをしようとすればできるけど、自分のお金で買う事はできない。
でも、ブラジルでは下の年代にも給料が払われる、その面でもブラジルはサッカーにかけてる所がある。

振り返ってみると、ブラジルでの生活はとても早く感じた。
でも、その間にサッカー面はもちろん、人間面で色々と成長させられた。
親のありがたみもとてもわかった。
そんな経験をさせてくれたCOJBの人達や、ブラジルの皆や、一緒にブラジルでやってきたみんな、このブログを見てくれてる人に感謝しています。
本当にありがとうございます。
日本に帰ってもこのブログは続けていきたいです。
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2007年09月28日

与那覇慎也の「ブラジルから頑張ってますよ〜」

前回に引き続き、ブラジルの文化、環境、習慣を伝えたいと思います。
今回は、プロサッカー選手を目指す選手がどんな環境で育ってきたかを紹介します!

ここブラジルでは、サッカー選手を目指す人達は、比較的、お金に余裕がない家庭で育ってきた人達が皆サッカー選手を目指すわけです!
なぜなら、お金がなく学校に行けなくて、仕事につけなくお金が稼げない、そんな人達が稼ぐ方法は、たった一つ、体を使って稼ぐ!と言ったら、この国では、やっぱりサッカーしかない!

それでも、本当に高い給料をもらって生活していけるようになるには、かなりの技術がないとやっていけない!それでも、その道しかお金を稼ぐ方法がない!
だから、皆必死で練習をして、自分を売り込んでいく!
そんな人達から見たら、お金がある日本人が、なぜサッカーをしているかがわからない!そんな感じだろう。

明日、食べるご飯すらあるかわからない。
そんな家庭で育ってきた人達が必死になってボールを追い掛ける!
家族の為に、自分の為に、明日のご飯の為に、これからの未来の為に!
だから、この国は、サッカーが強い本当の理由の一つではないかと思います!

日本の人達は、お金がないとは言っている、だけど、ここで言うお金がないとは、根本的に違う。
ここは、本当に明日のご飯を買うお金すらない!
だから、日本のみなさん、またこれを見て下さったみなさん、世界中には、たくさん貧しい所で育っている人達がいる!ということを忘れないで欲しいです!

これは余談ですが、先月、僕の所属している日本のチームCOJBの活動で、日本から、使わなくなった洋服、靴、ボールなどたくさんの物を貧しい地域で、ビッククラブでプレーする日を夢見ている子供の元へ持っていったら、彼らは、心から喜び、僕にこれちょうだい、これちょうだいと、ねだっていました!
その時の彼らのテンションは、かなり上がっていました!
それほど嬉しかったのでしょう。

そして最後にありがとうと何回も何回も言っていました!
また、これらの物を寄付して下さった皆さんに、彼らの言葉を直接伝えます!
「日本の皆さん、僕達の為にいろいろ寄付していただきありがとうございます!
心から感謝します。
大切に使わせてもらいます」
と言っていました!
このような企画は、とても良い事だと思うので、是非これからも続けていって欲しいです。

そして、僕のブログを読んで、そんな人達の為に何かできることはないだろうか?そう思ってくれる人、感じてくれた人がいたら、僕は、何かを伝えられたという面では、満足です!

みなさんも、人を思いやる心は、絶対になくさないで欲しいです。
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2007年09月24日

前畑 裕紀の「プロとはなんぞや」

「遠征で学んだ前への意識」

前への意識という点でサンパウロの選手はその意識が高かった。
特に、前の選手はそれが際だっていた。

体を反転させ、スペースにボールを流したり、ドミーナで、背負った相手を置き去りにするのが本当にうまかった。
前の選手に出すボールも正確で、それゆえに、ボールを触らずに、背負った相手を置き去りにできていた。
前の選手が出していた声は、『前を意識しろ』とか、『今は前に出せただろ』と、ゴールに向かおうという姿勢をみんなに掻き立てていた。
そして、自分達が自陣に引いているにも関わらず、前に向かってくる姿勢や、勢いを、すごく感じた。
それはやっぱり、ゴールに向かおうという姿勢があるからこそだと考えさせられた。

やってて、簡単に後ろに叩く選手や、ゴールを背にして、横や後ろにドリブルされても、何にも脅威を感じない。
落ち着かせるためならオッケーだと思う。

けれどそれだけの選手はやってて、疲れないし、恐くない。

あるブラジル経験のある日本人選手も言っていたが、5回に1回は前を向かないと、脅威を与えられないと。

最近ブラジル人を相手にして考えされるのは、ドイストッキは素晴らしいが、要所要所で間違いなく、ドリブルが必要であるということ。
けれど、そのドリブルが、前を向くため・前へ向かうためのドリブルであることが前提だけれど。

『前を向くためのドリブル』、『前(ゴール)に向かうドリブル』を獲得しない限り、いつまでたっても、一人で局面を打開できる選手になれない。

それに、今までドイストッキは大事と言ってきたけれど、ドイストッキも、前への意識があってこそ価値があると言い直したい。

自分には恐さがまだ足りない。

局面局面を、言葉で説明できないけれど、サンパウロのメイア、アタッキは、ドミーナ、ドリブルで、前へ向かう位置にボールを置くことが素晴らしかった。

彼らはそれが習慣で、自分はまだ、後ろへの意識が強い。

やるべきことが見えた一日だった。
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2007年09月03日

前畑裕紀の「プロとはなんぞや」

「ビッククラブの質」

遠征3試合目のサンパウロ戦。
相手は二十歳以下のチームだが、レベルは、そこらへんのプロフェッショナルなんかより数段に高かった。
コリンチャンス戦、意識はしてなかったけれど、名前負けしていた自分がいた。落ち着いて、ドミーナをし、無理をしなければ、ボールを失うことはなかった。それが、相手を意識しすぎ、ミスを繰り返し、落ち着いた頃にはゲーム終盤。
せっかくのビックチームとの試合を、相手と戦う以前に、自分に負けて、ビックチームと自分とで、どこが足りないかを確かめれなかった。
言ってしまえば、遠征中、チームを探す上で1番チャンスが転がっていた試合だった。
そこで結果を出せずに終わった。

そして次の日のサンパウロ戦。
悔しくてたまらなかった気持ちを、切り換え望んだ。
サンパウロは、自分達に敬意を持って接したと思う。試合直前は笑顔など見せず、円陣まで組んで。
 残念ながら以前の2チームからは感じとることはできなかったそれだった。
その敬意に、自分は気持ちを高ぶらされ、そして、ビックチームの看板を背負ってる選手の道徳心にすごい共感を持った。
サンパウロの選手は、真剣に向かってきてくれた。
必死にボールを奪いにきたし、言い合ってる姿からもそれは感じれた。
もし、世界一になり、練習場もすごい敷地にある日本でも知られた、サンパウロというビッククラブが、ヘラヘラグラウンドに足を踏み入れている姿を見たら、失望していたし、ブラジルなんてやっぱりサッカーがうまいだけ、と未だに思っていたんじゃないかと思う。
技術の質は言うまでもなく、精神的な部分の質までもレベルの高さを見せられた一日だった。
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2007年08月31日

前畑裕紀の「プロとはなんぞや」

「カンポの中だけで戦うのではない」

カジは結局、入れ替えリーグに参加することなく、シーズンを終えた。
振り返ってみると、3試合途中出場という不甲斐ない結果に終わった。
カジが所属するセリエBは二月前後に始まる。
ブラジルでもっとも所得するのが大変といわれる労働ビザ。
その労働ビザを取るために、申請や手続きで、四ヶ月待った。
十二月から四ヶ月。
ブラジルに着く頃には既にチームはカンピオナットがスタートしていた。
待ちに待ったブラジル。
だけど、ブラジルに来て、こちらでプレーするための手続き、そして、日本でサッカー協会に登録していたため、その移籍手続き。
手続きの間もプレーはできる。けど、結局は試合にはでれない。しかも、いつ手続きが終わるか分からなかった。
解決したと思ったら、また次の問題。
どうやってモチベーションを保てばいいのか分からなかった。
ブラジルに来る前、『シーズンをすべて、ブラジル人と戦って、評価を手にしよう』、『結果がでなければ、日本に帰るしかない』と自分に言い聞かせていた。それが結局、自分の実力とは全く関係のないところで、プレーすることができなかった。
正直、あの時期がとても辛かった。
気持ちを入れてプレーするのがとても大変だった。
言葉も深いところまでは通じない。
悔しくて、苦しい思いをたくさんしたカジでのシーズンだった。

現在は、カジで次の大会に向けて、練習に取り組んでいる。
今回は、ブラジルにも慣れ、チームも新しい選手になり、また一からのチームで最初からプレーできている。
そういう意味で今回は言い訳できない。
これで、評価されなければそれまで。

今からは私生活からも評価の対象になる。

フッチボールも私生活も、評価してもらえる選手になる。
posted by COJBブラジル部門 at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月30日

前畑裕紀の「プロとはなんぞや」

「相手よりもまず、自分と戦わなければいけない」

今、僕ら日本人は、ブラジル人とチームを組んで、ブラジルの強豪達と戦っている。

この遠征に、自分は、かなりの気持ちで、準備してきた。
カジでコンディションを整えて、幸いにも、いいフィジカルコーチが就任し、コンディションは、どんどん上がっていった。

紅白戦にも、練習試合にもすべて、プレーすることができ、試合勘も養え、チームメイトとも、いい意味で、言いあえるようになり、遠征への準備は、最高と言っていい状態に持って行ったと思う。

そして、いざ、遠征になり、サンジョゼとの試合。
結果は11対1。
力の差をみせつけられた。サンジョゼのフッチボールは、人もボールも動くフッチボール。
今まで味わったことのないフッチボール。
傍観していたわけではないが、美しいフッチボールだった。
ドイストッキで回し、パスを出したら動く。
前後左右と動き回り、ポジションなんて、定位置にいるのはセンターバックくらい。
自分達は、相手に走らされ、体力を消耗させられ、半ば自滅で、試合は終わった。

正直、ブラジルに来て、二日しか経ってなく、コンディションはみんな悪かった。
しかし、一緒にやっていて、疲れた後はみんなから気持ちが伝わってこなかった。
ただ時間が経つのを待っているだけ。
みんながやれると思っていただけに、歯痒い気持ちでいっぱいだった。
そして試合後は、『強かったなぁ』とか『しょうがない』っていう言葉が聞こえて、自分は、『あー、戦いにきてるんじゃなくて、経験しにきてるんだな』と感じ、何か悲しい気持ちになった。

次のコリンチャンス戦。
そんな風に、仲間を非難していた自分は、何もできずに、結果は負け。
サンジョゼで、ある程度プレーできても、次の試合で何もできずに、評価はがた落ち。
悔しくて仕方なかった。
自分がいい時に仲間を非難しても、結局自分はそいつらと同じ。
恥ずかしくて何も言えない。
けれど、ブラジル人にこう言われた。
『悪い時だって、あるのは普通じゃない?次でまたいいプレーをすればいいじゃん』と。

次のサンパウロ戦で、また評価を上げるしかない。


※更新の関係上内容が前のブログと前後している事をお詫び申し上げます。
 
posted by COJBブラジル部門 at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月27日

サラブレッドの育成(サンパウロFC戦)

ココでは色々な事があったね、試合以外でも。
まず非常に懐かしい昔の仲間にサンパウロFC(以下、SPFC)トレーニングセンターで出会った。
彼の名はゼ・カルロス。
彼は28歳にしてSPFCで右サイドバックとしてブレイクし、その年に行われたフランスW杯98’の代表メンバーに選出されたある意味ラッキーボーイ的選手。
途中交代だが実際にカフーに代わり出場している。
彼の経験は決してW杯準優勝メンバーであったからでどうのではなく、そこに行き着くまでの道のりが他の選手とは一風変わり泥臭いものであったから興味を惹く。

彼は私と年齢が変わらない時にサンジョゼで契約するかしないかの最中にいた。
紅白戦にもろくに出場できず、チームから干されていた。
サンジョゼを出た後、マイナーチームを渡り歩き、SPFCまでこぎつけた努力は素晴らしすぎる。
そして、そのときにレギュラーで活躍しW杯へ行った。

下積時代が長い彼は、長い間現役で頑張るだろうと思っていたが、やはり38歳になってもパウリスタの1部リーグでプレーしていたとコメントしていた。
COJBの試合中であったため、あまり長くは話せなかったが連絡先を交換して別れた。
まさに信じて努力し、戦い続ければチャンスは開けるという例だ。

さて、本題に入るけれど、SPFC、やはりこのチームは何よりも別格だと改めて感じたよ。
広大な敷地に7〜8面の天然芝グランド、GK用コート2面、200名入る選手寮、サラブレッドを育成するには最高の環境である。
ライバルチーム・コリンチャンスともやったけど、申し訳ないがSPFCの方がよっぽど国際的だし、受け入れ態勢もしっかりしている。
毎年日本へ下のカテゴリーが夏の時期に交流試合をする為に招待されているのも頷けるよ。

トレーニングセンターはU-20の選手のみが過ごす環境。
車を所有している選手でもいつも管理所に鍵を預けていなくてはならず、勝手に外に出られない。
雑念を取り除きサッカーに集中させる。
このチームから次々にタレントが生まれる理由が良く解かる。

このトレーニングセンター、要するに20歳以下のカテゴリーの最高責任者は言う。
「SPFCは長年にわたり、所有スタジアム『モルンビー』に資金を掛け、改修など色々な面で時間もかけすぎた。
ここに来てようやくこのような環境に着手する事が出来た」と。
これから更にホテルの建設、人工芝のコートなど増設して行く予定らしい。

又選手育成で数々の才能ある選手達を見て来て言う。
「SPFCでも下から念入りに育ててきた選手を16歳の誕生日を迎えた時点で契約をしてしまう。
でないと、代理人や他クラブがその選手にもっと好条件を出してクラブから持ち去ってしまう。
列をなす様に自分のチャンスを待っているものが沢山いて、試合に使われるように競争しているが、当クラブはしっかり1日の遅れも無く給料を支払っている。他クラブなら放って置かれるのが普通。
しかし、少し勘違いしている選手もいる。
契約はやはり5年単位で複数年するのだが、例えば2010年まで契約がある選手が、あと3年は生活が保障されていると思いこみ、努力をしなくなったり、レンタル先のクラブで我慢が出来ず監督と衝突したりして又クラブに戻ってきてしまう選手もいる。
”自分はもうスターだ!”と思いこんで若くしてサッカー人生を自ら駄目にしてしまう選手も少なくない。
SPFCでも次々にタレントが現れるので、足踏みしている選手にいつまでも付き合っている時間はないのだ」という。
最高責任者は最後に付け加えた。
「クラブが選手を潰すのではなく、選手自らが己を潰しているだけなんだ。それに気付く必要がある」と。

SPFCでは19歳以上の選手は一般的には獲らない。
各州で活躍した選手、スカウトに呼ばれる以外は。
また、10〜12歳の選手を集め、サッカー選手になるために教育している。
トヨタ杯で世界一になっているクラブがどんな考えで日々奮闘しているのか、追っていけば追っていくほど興味深い。

対サンパウロFC(SPFC)戦

1(1-2、0-3)5

高級品を目指す者が高級品を知らずして高級品に近づくか?
それは難しい事だろう。
ボールの動くスピード、ボールと一緒に人が動く一瞬のスピード、寄せのスピード、フィジカルの強さと体の使い方、ボールを運ぶ加速度。
質の違いを感じるね。

ここSPFCでは10〜12歳の段階でサッカーとサッカー以外の教育も受けている。
競争から勝ち上がった者同士がまたトップに向けて競争を続ける。
また、SPFCを中心に他のクラブ、サッカースクールにもこのような姿勢が発信され、その中で教育される。

日本の底辺で奮闘する指導者の人達に、サッカーと通じた人間教育がどのようなものなのかをどんな形で発信できるであろうか。
どんな世界でも若い世代が活躍しているが、一線級に出てくる選手達は大人びて落ち着きがある。
まさに高級品を目指している空気が漂う。
少しでも手を抜けば、気を抜けば自分の地位を剥奪されることを知っているから自ずと姿勢に出る。

前半1-2で折り返したが、同点に追いつかれたSPFCの監督が
「負けたら全員クビだ!」
と選手に喝を入れていたことを考えても、誰も素晴らしい環境とクラブのシンボルの重さを失いたくはないだろうし、寄せ集め(シーズン通してトレーニングを一緒にしていない)チームに負ける事は出来ないという意地とプライドは、後半3点我々から奪い、突き放した事を見ても、己が今何をすべきなのかをそれぞれが感じ、責任をこなす。
子供の頃から育ってきた環境の違いを、日本人選手と比較してまざまざと感じさせられてしまうのが正直な感想だ。
一つのミスを許さずに確実にゴールに襲いかかる。
一つのミスが致命的になる世界をまざまざと感じる事が出来るだけでも大切である。
posted by COJBブラジル部門 at 10:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月25日

コリンチャンス戦

コリンチャンスB戦、日本人とブラジル人半分の構成で臨んだ。

コリンチャンスBは、Bとはいえ現在サンパウロのセリエA、メンバーもコリンチャンスAで活躍して来た選手ばかりだ。
中にはインヂオ(サイドバック)、パウロアウメイダはコリンチャンスでブラジルチャンピオンを経験している。

対サンジョゼ戦と比較すると、やはり少し落ち着きはじめた。
自分のボール所有時間も多くなった。
シュート本数も増えた。

勿論、前線でボールキープできるブラジル人選手が入った影響は大きいが、明らかに初戦と比較するとチーム、選手個々がほぐれている。
FWの野口も前線で相手DFを背負いファールをもらうシーンが増え、簡単にボールを渡す事が減った。
中盤でのマークが重要で、相手ヴォランチが1名ボールと一緒に降りてくるのを、FWの島田が最前線でマークを続ける。
ヴォランチとメイヤを自由にさせるとサンジョゼ戦の二の舞いになる。
しっかりと最後までマークできるかがやはり鍵となる。

試合を通じて大きなミスがなく、2試合目にして評価が上がったのは、ヴォランチからザガ(センターバック)にコンバートされた川西。
U-20の大会に向けて良いアピールになる。
そしてようやく自分のプレーが少しでて来た島田。

川西、J下部ではほとんどDFの経験がなく、COJBでスタートした。
性格、気質的、プレースタイルも、FW向きでないと判断したため、DFへ置いたら中々良い仕事をしていた。
それがこっちで当たっている。

サンジョゼ戦もそうだったように、コリンチャンス戦も僅か1つのミスを許してくれない。確実にゴールしてくる。

COJBの失点はイージーなミスから始まっている。既にこの2試合で1つ1つのプレーがどれだけ大切な意味を含んでいるかを選手達は少しずつ理解し始めたはず。
また基本的なマークをしっかりする事で自分達各々のプレーが出来始める事も感じとって来たはずだ。

COJBの助っ人としてCAJからFWのホビーニョ、右サイドバックの元コリンチャンスのフィデリスを投入したが、2名ともまだ20歳前後の若い選手だが、コリンチャンス相手にも引けをとらず、淡々とプレーしていたのも印象的だ。

FWの選手は特に相手DF背負った時のプレーが巧い。体を上手くあてがいしっかりキープしている。
日本人選手と比較すると明らかにボール損失率が低い。
ここからどうしても起点(特に攻撃の際)になってしまうのはJリーグを視ていてもやはり一緒なんだよね(苦笑)
いつも自分からしかけていくドリブルではなく、相手の動きを体を少し揺さぶりながら、視て抜きにかかってるから無駄がなく、正確性が高い。

DF面に関しては、プレスのスピードなどはJや大学生の方が速いかもしれないが、1対1のボールの奪い合い、球際の強さ、プレーの精度は比較にならない。コンタクトプレーの味を視るなら、Jリーグのどんなトレーニングマッチよりも味があるね。
激しいボールの奪い合いや卓越したパス回し、ボールを奪った後一気に相手のゴールに襲いかかる攻撃の速さは残念ながら日本ではなかなかみられない。

今日より明日、明日よりあさって。
海外でリズムをつかむのは困難で時間を要するがそんなことも言ってられない。
明日はサンパウロFCだが一昨日、昨日よりいいプレーを期待する。
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2007年08月20日

サンジョゼEC戦 敗戦の意味

やはりブラジルは厳しい。こんな感想だろう。
サンパウロの中堅クラス、現在、選手権中。
前半はベストメンバー、後半はメンバーを交代させてきたが、戦力は変わらず、むしろリザーブ組の方が勢いを感じた。

それはトニーニョモウラ(元ベルマーレ監督)監督、クラブの会長が観戦しに来ている前でアピールしなくては試合に出場できないし、価値も上がらないという気持ちの現れだろう。

前半40分までサンジョゼ相手に0×0、FC COJBのメンバー8名(1名足負傷でベンチスタート)プラスブラジル人選手を3名補充。
ここでは補強とは敢えて使わない。
やはりサンジョゼ(セリエA)クラスにU-20(実際にはU-18)のセンターバックは補強というにはほど遠いレベルだった。

均衡が破れてしまったのは41分。やはりミスからスタートした。
トニーニョモウラのフッチボールはボールと人が次々に移動するフッチボール。マークをするのに戸惑いを見せていた。
1つのマークのミスから、技術のミスに変わり、前半を折り返す寸前にもう1失点。

40分までの0×0で相手監督はフィニッシュの悪いFW陣に苛立ちを隠せなかった。
1点我々から奪ってホッとしたのか様子も落ち着いていた。
1点奪って落ち着けるのは、我々はほとんど攻撃できなかったし、攻撃されている心配もなかったから落ち着けたのであろう。
これが選手権であればそうはいかない。

さて、試合の内容よりも、同じプロの視線から個々を比較した時、COJBの選手は、個々にほとんど何もさせてもらえなかったくらい衝撃的であったかもしれない。
ブラジル人、特にセリエAのレベルに戸惑うのは当然、はっきり身に染みたであろう事は、「一つのミスが失点につながる」という事だろう。
パスからトラップ、サイドチェンジ、敵を背負うプレー、一つ一つの個々のプレーが確立されているのがセリエAである。
さらに加えてボディーコンタクトが強い。日本で味わうそれとはまったく比較にならない。

確かにサンジョゼもミスをしている。が、それが未遂で終わっていて再び自分のボールにしている。
よってトータル的にミスが明らかにCOJBの方が上回る。
そんな事をしている間に同時に足も止まり、やりたい放題になった。

結局終わってみれば過去の遠征ではワースト1に入る失点11になった。
’99に初めて遠征をした時にコリンチャンスU-20に8失点食らったのが過去最低であった。
それを上回る11点。
試合後の選手の感想は「前半でスタミナも一杯一杯であった」「なにもできなかった」である。

原因は色々な事が重なっている。もちろんセリエAに勝つ事は至難であろう。
ただ個々に何が通用したか?何が通用しなかったか?

ブラジルという異国での体験者が9名中3名弱。その中に15歳が2名。
’99の遠征も私以外は皆ブラジルフッチボールは未経験、一緒にプレーしていてコリンチャンス戦なんかは、できればボールに触りたくないという空気、もうこれ以上ミスしたくないという空気が伝わっていた。
今回のサンジョゼ戦も互いにそんな空気が流れていたように思う。
随所に良いプレーをしている選手もいるがミスも多い。
このような事が重なれば当然失点につながるのは眼に見えている。

サンジョゼの選手とフィジカルを比較しても、まさにプロ、セリエAのフィジカルを持った選手が多い。小さな選手は技術レベルが高い。
このクラスになると絶対にミスが許されない。本当に許されないんだ!!

そのような事を腐るほど経験させられた私は、日本でも徹底して選手達に言い続けてきているが、やはりこっちへ来て本物と体をぶつけあわないと実感できないよね、人間は。
痛い思いをしないと覚えないのはどんな世界でも一緒。

パスが弱い、アウトサイドを不適切な場所で使えば簡単にボールをかっさらわれ、一気に我々ゴールを脅かしに来る。
プロテージをマスターしなければまったく通じないのもこっちでは伝わるだろう。
戦術的な駆け引きも日本とは違う。

これらの事をもっともっと日本で理解され、下のカテゴリーから実行させていかなければ、日本は世界レベルには到底近づかないよ。
やはり甘くないんだよ世界は。

そのほんの1部と戦う事ができた事は非常に幸運であったと言える。

次回は同じセリエAのコリンチャンスBだ。
だがもう11点も奪われる事はないであろう。
ブラジルの選手の層の厚さを見せつけられるのは悔しいけどね。

37になった私も未だにこっちへ来て連中を見ると血が騒ぐよ(笑)
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2007年08月17日

ブラジルに到着!

15日に出発したCOJBブラジル遠征U-23の参加メンバーと、女子フットサル短期研修生が日本時間で昨日の夜無事にブラジルに到着しました。
体調を崩した人もいなかったようで、まずは順調なスタートと言えるでしょう。

1日目は現地スタッフの家で歓迎会も兼ねた食事と、午後から旅で固まった体をほぐす意味で、軽いトレーニングが予定されています。
ブラジルにも無事についた事ですし、後はしっかり調整とトレーニングをしてグランドで精一杯やるだけです。
特に今後を賭けてブラジルに乗り込んでいった選手達には、この遠征で大暴れしてもらいたいですね!

遠征の様子はこのブログで更新していく予定なので、お楽しみに!
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2007年08月14日

前畑裕紀の「プロとはなんぞや」

ブラジルに戻ってきてコミュニケーションの大切さを改めて感じた。
一度ブラジルに来た事もあり、どこかで自分に油断というか甘い部分があった。

初めてブラジルに来た時、自分は何もかもが初めてだし、すべてから学ぶものがあると思っていた。
積極的にコミュニケーションをとったし、いろんなとこにも出かけたり、文化に触れようと行動した。

ただ、今回来た時、昔いたメンバーがたくさんいたし、監督も一緒で、以前のように練習前に一人一人と握手をしてコミュニケーションを取ることをしなかった。
変に慣れがでてしまっていたみたい。
そのせいだけではないけど、以前いたメンバーとはコミュニケーションをとれていたが、新しいメンバーとはいい関係を築けなかった。

練習前に以前のようにコミュニケーションを取り、いろんな場面で自分から話しかけていく内に、新しいメンバーともいい関係を築けるようになってきた。

日本にいる時みたいにペラペラ喋れるわけじゃないけど、一言二言でもいろんなやつと喋って、自分からチームに入っていこうと考えを改めて臨んだ結果だったと思う。
そういう面も少なからずサッカーに影響あると実感した。

もちろん選手として来た以上、プレーでみせるのは当たり前なわけだけど。

P.S.
ブラジルで活躍し、給料をもらっていた、COJB指導者のブラジルでの日本人の立場についてのコメントを見たけど、確かに言葉の重みが現時点では違い過ぎる。
自分らのコメントが軽く感じてしまう。
けれど、これからも、感じた事は素直に飾らずに書いていきたいと思う。

自分もその人の位置に早く立ちたいと改めて思わされた。
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2007年08月12日

城田匠の「夢を見ているだけでは・・」

最近ブログを更新してなくてすみません。

今日は、ブラジル人の特徴について気がついた事を書きたいと思います。

まず足首まわりはスッキリしていて、その上にギシっととした筋肉がある感じでとても軽そうです。
でも、実際当たるととても重たいし何かまっすぐな棒に当たった感じです。
特に黒人系は足はとても細いのに足は早いし、一瞬の動きもかなり早いです。

他は身のこなしがしなやかで、でも当たると強く重い。
あと、腰がみなやらかいと感じています。

逆に日本人は無駄な筋肉があるように感じます。
だから動きも硬くなるし、腰回りも硬くなるのかなーと僕は考えました。

ただの走りあいなら日本人も早い方だと思います。
でも、そこに体のぶつけあいが入るとまた違ってきます。
それは、自分が思うに、日本人は衝撃をもろに受けてしまうけど、ブラジル人はやわらかさでその力を流して走れるのかなーと思います。
だから、無理な体勢でもいいパスが出せたりシュートが打てたりするんだと思います。


話は変わりますが、もう少しで遠征があります。
とても楽しみです。

援助してくれた親に感謝しています。
一人のブラジル人が言っていた事だけど、家が貧しいから自分がプロになって家族や兄弟を助けると言っていました。

それを聞いて、自分は親達を助けるどころか助けてもらってサッカーをしているというのにとても感謝しています。

だから、その分自分は絶対にプロにならなきゃいけないし、親達に自分がプロになって楽をさせなきゃいけない。
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2007年08月11日

与那覇慎也の「ブラジルから頑張ってますよ〜」

今回は、ブラジルの文化、習慣、ここの人達について紹介したいと思います!

まずは、食物ですね。
ブラジル人は、毎日、フェジョン(豆を圧力鍋で煮込み、ニンニクと塩、タマネギで味付けしたもの)を食べます。
フェジョンは、ご飯にかけて食べます。
日本で例えたら、味噌汁的な感じですよ。
これを毎日食べます!
フェジョンが無い生活は考えられないって、聞いた人みんな言ってました!

他には、フェジョアーダ。
これは、僕も好きです!
フェジョンと似てますが、これは、フェジョンに豚肉とか、豚足いろいろな材料が使われます。
ビタミンや栄養たっぷりでおいしく食べられます!
これも、ご飯と一緒に食べます!
このフェジョアーダは、バイーア(ブラジル北部地方)の料理で、そこは、とても暑い地域です!

まだまだありますが、食物は、これぐらいにしておきましょう!

次に紹介するのは、ここの習慣です!

ここブラジルは、キリスト教の信仰が強く、皆日曜になると、必ずと言っていいほど教会に行きます!
ご飯を食べる前にお祈りをしてから食べる家族もいます。

そして、面白い事に気がつきました!

皆、自分がうまくいかなかったり、思った通りにいかなかったら、神様がそう仕向けたんだと言って、その事に深くは考えません!

日本人は、その逆です!
なんでうまくいかなかったのかについてずっと深く考えます!
そして、自分をけなしたりしてマイナスの方向に考える傾向があります!
そうなったら、また、自分に言い聞かせて自信を持って行動するまでに時間がかかります!

言ってしまえば、無駄な時間だったと言えます!

また、彼らは、その逆もそうです。
うまくいった時、思い通りにいった時は、神様のお陰だといって、感謝しています!

これほど、宗教が生活の一部になっているのです!

些細な事でも感謝する気持ちは、いいなって思いました!

これを見て下さった皆さんも、何かを信じてみてください!
宗教に入れとは言いません!でも、心から、信じれる何かを持っていた方が今よりずっとスムーズに事が運ぶと思います!

まずは、信じれる何かを探してみてください!
きっと、うまくいきますから!

まだまだありますが、今回はこの辺にしたいと思います。

この続きは、パート2という形で、次のブログに書かせていただきます!


これを見て下さった皆さん、応援して下さっている皆さん、また、このような環境をくださった皆さんに心から感謝します!
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2007年07月19日

セリエBでレギュラーで貢献し、セリエAでやれ。

他のブログでも書いたと思うけれど、コッパ・アメーリカ(南米選手権)は下馬評が断然高かったアルゼンチンをブラジルが見事下し、カンペオンになったね。

3点目なんか、前がかりになったアルゼンチンのカウンターで2人で攻撃し、見事に決定してしまうのはいかにもブラジルらしい。

それにしてもブラジレイロの勝負強さは半端ではない。
昨年の世界クラブ選手権でもあのスター軍団、パルセローナを撃退したのも、一昨年リバプールを一掃したのもブラジルのチームであった。

出だしがもたつき、現地マスコミ関係者、ファンをやきもきさせて、徐々にリズムをつかみ出し、結局試合に勝ってしまう。1試合毎に力をつけて、決勝まできてしまう様は圧巻だ。

さて、COJBの選手、少しずつブラジルで歴代で現地の関係者から評価を貰い、現地人と同じ扱いの待遇に近くなっている選手もでてきているが、やはりセリエBでは露出度は低い。

セリエAでプレーし、活躍することだ。セリエAクラスで対等にやれれば、日本でも十分に実力的にはできる。

セリエBで消化試合に出場しているような状況では、まだまだ全然そのレベルに満たしていない。

それをいかにして、そのレベルまで持って行くことができるか?
並大抵では無理だよ。

セリエAはボールをある程度持たせてくれるが、技術の精度がより要求されるクラス。質は高い。だから質を求め、上げていかない限りこのクラスではプレーできない。

セリエBで試合に出て、満足しているのではなく、セリエAに昇格する気迫で取り組むべきだ。
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2007年07月12日

与那覇慎也の「ブラジルから頑張ってますよ〜」

先週の日曜日にCAJの最後の試合が終わりました。

僕達は、上に上がる事が出来ませんでした。
僕がここに来て試合登録が終わった頃には、残り6試合で、僕が出場したのは4試合で、その内3試合はレギュラーで出場しました。

その間にいろいろ悩みました。
大半はサッカーの事で、残りは、生活面で悩みました。
やはり、この国は、僕を成長させてくれます!

日本ではあり得ないような事が当たり前のように起こり、言葉も違うし、文化も全然違う。
そんな事が、僕を成長させてくれているんだと思っています!

話は変わりますが、他のチームメイトはと言いますと、皆、実家に帰り、代理人が他のチームを紹介するまで各自でコンディションを整えて待っているしかありません!
もう会えない、一緒に真剣にサッカーが出来ない!

僕にとっては、淋しい事です。
なぜなら、今まで、励ましたり、励まされたりと助け合ってきた、仲間達だからです!

そんな中で、僕は、いろいろな人達と出会い、その1人1人の個性、考え方を話したり、遊んだりしているうちに、だんだんわかってきました!

この世界は、ずっと一緒にいられるかわからない。
だから、僕は、会った瞬間からその人から、何かを学ぼうと真剣に付き合ってきました。
そのお陰で、少しではありますが1人1人から学べました!

試合にレギュラーで出場できたのも、今まで、僕を励ましてくれている人達、応援してくれている人達がいたからであって、決して僕1人だけではありません。
その事をつくづく思わされました!

僕は今、いろいろな苦難に耐え続け、そして、いつか、僕なりの最高の恩返しができる日を夢見て今を精一杯生きています!

最後になりましたが、これを見て下さった皆さんは知っていると思いますが、僕達は決して1人ではなく、まわりには、必ずあなたを支え、励ましてくれている人達がいる事を忘れないで欲しいです!

辛くなった時、淋しくなった時、困難に陥ってた時、冷静になって周りをみてください。

必ず、あなたを大切に思っている人がいますから!
posted by COJBブラジル部門 at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月10日

城田匠の「夢を見ているだけでは・・」

今日の相手は強いと言われていて、どのくらいなのか楽しみだった。

試合が始まってみて、まず感じた事は皆当たりがかなり強いと感じた。
体もでかかった。

でも、ダマスコも強くなってきてはいた。
だから、やれる自信はあった。
でも、試合が始まってすぐに味方がペナルティーエリア内でファールをして、PKで決められた。

でも、今日は皆に勢いはあった。
それで5分後くらいに味方が点を返した。
それでそのあとも1点返した。

そして前半終了したハーフタイムで考えてた事は、自分は守りに入るか攻め続けるかと迷っていた。
でも、攻め続ける事にした。
自分的に攻めたいっていうのもあったけど、点を取られても取り返せる自信があった。

そして後半が始まって5分くらいはなんか両方流れが悪かった。
でも、相手のスーパーゴールで点を返された。
でも、1分もたたないうちに味方が点を返した。
そのまま守りきった。

そして、最後の1分くらいに味方がいい位置で倒され、フリーキックをもらった。
そこで、監督が俺に蹴れと言ってきた。
フリーキックの練習は結構してたので不安ではなかった。
ボールをセットした瞬間に、もう入るイメージができていた。
そしてボールはイメージ通りにゴールに向かっていき、入った。

その瞬間嬉しさがあふれ出しそうなくらい嬉しかった。
そのフリーキックは自分の決めたゴールの中で一番イメージと一致したゴールだった。
なんか不思議な感覚だった。

今のところ2試合連続で得点している。
このまま日本に帰るまでずっと得点する。
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2007年07月04日

城田匠の「夢を見ているだけでは・・」

今日は、今日1日の事を書こうと思います。

まず朝早くからダマスコの試合がありました。
自分的にかなり集中していました。

今まで怪我してた奴が戻ってきてて、試合が始まる前から楽しみだった。

いざ試合が始まったらとてもそいつと合って、すぐにドリブルしてってクロスを上げて、そいつが点を取った。

そしてどんどんリズムにのってその後味方が3点を取った。

そして最後に自分が1点を取った。

その後最後の5分くらいに自分とその怪我をしてた奴とアタッカンチ(※FWの事です)をいっぺんに替えた。
そして1点を返され、試合は終わった。

自分的にはミスもなかったし、2アシスト1ゴールだったから良かった。

でもここでやれるのは当たり前だから、もっと点を取らなきゃと思った。

その後ジジャイー(※監督の名前)の家でシュハスコをした。
日本人は自分だけだったから結構いろんな事をしゃべって勉強になった。

それでその後近くのグランドでみんなでハッション(※遊びのミニゲーム)をした。
とても楽しかった。

それでその後ナポレオン(※現地世話人)が迎えに来てくれて、ナポレオンの家で夕飯を食べた。

その後は寮に帰って、今日は1日とても達成感と充実感があった。

ブラジルに来てからはとても時間が経つのが早い。

だから、もっと大切に1日1日を過ごさないと。
posted by COJBブラジル部門 at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月02日

途中まではお膳立てする。しかしその後は自ら勝取れ!!

日本人でブラジルのプロの公式戦に出場するコンディションに持って行くのは簡単なことではない。

実力とは裏腹にビザという大きな壁が立ちはだかる。一生に一度しか取得できなくなったサッカー留学ビザがあるが、21歳未満の人なら犯罪歴が無く書類審査が通れば誰でも取得できる。

しかし、プロの公式戦に出場するとなると、それがそうもいかなくなる。労働ビザの存在は、多くの日本人留学生を悩ませる大きな壁だ。

ブラジルのチームは国に税金を納めないクラブが多く、公機関に提出書類など作成できないクラブが大半をしめる。例え、日本人に対して「プロ契約するからビザを取得しよう」と言ってくれる人間がいても、そのクラブがしっかりと健全な運営をしているかどうか、必要書類ず揃わない限り、外国人を雇いいれることは不可能である。

それを知らずに、舞い上がっている留学生は過去も、現在も多い。

労働ビザをCOJBで正式に取得し、プロの選手権にデビューした選手は今では10名以上にはなったが、未だセリエAクラスに上り詰めた選手はいない。

少なくともプロの世界で自らをアピールするお膳立てまではできる。
しかし、それ以上の選手になっていくには、やはり結果が必要なんだ。チームを自分のリズムで勝たせていくという器が。

でも、最初に門を叩いた時はとてもプロになるようなレベル、プロの公式戦にメンバーに入れる器ではないと思われた選手が、実際にプロの公式戦に出場するまで到達してきている。よほどレベルが低ければ、仮にそのポジションに誰もいなくても、日本人を使わずにブラジル選手の中から選出し試合に出させてしまうシビアであり、当然の世界である。

ただ、もはやただ出場しているだけでは駄目、ゴールを決めて週間MVPにでも選出されるような器になせらなくてはね。
ブラジルで中途半端に出場して、Jリーグで通用するかどうか?ということだ。チャンスは必ず来るし来ている。だから公式戦で暴れなくては評価も上がらない。
全く「プロ」なんていう世界は無縁で、勿論高校など学生時代は目立った戦績もないし、却ってブラジルに行くチャンスがない選手の方がまだましなレベルでとても本場のプロの試合に名を連ねることはないであろうというレベルで自分勝手にプロを夢見ているだけで、「あいつがプロになるなら誰でもなれる」くらいの陰口を叩かれてもおかしくないような選手が、日本でまず徹底して最低限プロになっていくための技術を繰り返し、精神、フィジカルを鍛え、本場へ渡る、それが普通で、実際現地でさらに周囲のお膳立てで、チャンスを貰う。

そこからは自分、最初の努力の積み重ねも実は努力、最初は夢見て「自分ならプロになれる」としていた選手も自分のあまりの基礎技術の無さに挫折し、諦める。一度もブラジルの地を踏むことが許されず地元へ帰宅する者もいた。少なくても親の資金バックアップはあったのにも関わらずである。

決してプロという世界とは無縁であった者も、まずプロに対する考え方、取り組み方がまず変わる。変わってもまだまだ取り組みは甘い。
何かがまだ足りない。そこに早く気付いた者は勝ちなのだが。
伸びシロをどこまで上げられるか?

努力を重ね、信じれば誰でも一度はチャンスが来る、しかしチャンスを活かすか否かは自らが決定していくもの。
自ら勝取るものだ。
posted by COJBブラジル部門 at 07:02| Comment(1) | TrackBack(0) | ブラジルサッカー事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月22日

●前畑裕紀の「プロとはなんぞや」

先日、ブラジルから日本人選手が日本に帰国した。
ブラジルにはすべて合わせれば二年以上滞在していた。
自分がとても尊敬している選手だった。
色んな面でその人からは多くのことを学んだ。
いい面も悪い面も。

知り合ってから接した回数は少なかったがたくさんの話しをしてもらった。

サッカーの面で言い合ったこともあった。

言われた直前の自分の考えが間違ったとは思ってないけれど、全体を考えれば言われたことは正しかった。悔しかったけど、あの言葉があったから今それを意識できる。

自分の場合、きつく言われたからこそ気付けることが多かった。

その瞬間はどうしても感情の方が出てしまう。
仕方ないことだと思ってる。
確かに自分の非を笑顔で心良く受け入れる人なんてそうはいないはず。
でも冷静になった時よく考えてみるべきだと思う。
正しかったか正しくなかったかはその時気付ける。

自分は運良く、正しい助言をしてくれる人に、数多く出会えた。
とても感謝しています。

その人からはもちろん、正しい助言をもらったと信じています。

その人が帰ってすぐ、その人が仲良かったブラジル人と話しをした。
聞いたわけじゃなくブラジル人の方から寂しいなと話をしてきた。
あいつは色々なことを経験したと。
いいこともたくさんあるけど、残念ながらたくさんの嫌な思いを経験したと言っていた。
『悲しいけど、日本に帰れて良かったと思う。ここでは嫌なことが多すぎた。日本でプロになって幸せになってほしい』と。

たくさん悲しみ、悩んだと思う。
今なら少し気持ちを理解できると言えます。

自分がこっちに来て約一ヶ月一緒に生活した。

サッカーで自分を指摘してくれるのはその人だけだった。

文句を言われたから、その人がミスした時文句を言い返すのではなく、プレーで見返すんだと頑張った。
正直その人の前でいいプレーをほとんど見せることができなかったし、確かに自分に甘かった。
精神的に滅入ることがここではとても多い。
まだまだ自分に甘いと痛感した。

自分の中に葛藤があってその人とあまり話しはできなかったが、その人は自分にメッセージを残していってくれた。
メッセージの内容もだけど気にしていてくれたことがとても嬉しかった。
感謝の気持ちでいっぱいになりました。

その人が帰ってしまった今、自分に指摘する人は実質いなくなった。

またここからが始まりだ。
posted by COJBブラジル部門 at 14:18| Comment(0) | TrackBack(1) | ブラジルサッカー事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする